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こどもがまっすぐ育つことができるように。身体・動き・姿勢のプロフェッショナルの目線から書いていきます。こどもの無限の可能性を大人が守っていきましょう。

悪い姿勢でいるとどうなっちゃうの?

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子どもの姿勢

 

今日も読んでくれてありがとうございます。

 

大切なお子さんの姿勢はどうですか?

『姿勢みせて』とか言ってしまうと、いいところを見せようとして普段の姿勢ではなくなってしまいます。

ぜひ楽に座っている時の姿勢がどうかを観察してみてください。

 

今日は【座っている姿勢】について書いていきます。

 

悪い姿勢の特徴

・頭が前に突き出ている

・肩が前に出ている

・背中が丸くなっていて猫背

・骨盤が後傾している

・股関節や膝関節が外を向きすぎている

・足の裏が一部もしくは全部接地していない

 

1つもあてはまらない場合はとても良い姿勢です。

このままの姿勢で成長していけるよう見守ってあげてください。

 

全項目にあてはまっていなくても注意が必要です。

体の各部分はつながって連動しています。

1か所の不調がどんどん広がってしまうこともあります。

しかし、悪い姿勢に当てはまっている場合も心配いりません。

これから意識して直していけば大丈夫ですから。

 

姿勢を直していくのにも2つのアプローチ方法があります。

【身体面】と【環境面】です。

 

・身体面からの姿勢の直していき方

一昔前に比べて、こどもの体重は増加傾向ですが、全身の筋力は落ちている傾向にあると言われています。特に座っているいい姿勢を保つのには、背筋と腹筋がしっかりとはたらいていなければなりません。

遊び方の変化も原因の1つではないでしょうか?

自分がこどもの頃は、よく親に『外で遊んできなさい』と言われたものです。自然と運動量が確保できていたんだと思います。今はゲームも進化していて夢中になりやすいですし、オンラインでお互いが家に居ながらでも友人と遊べてしまう便利な世の中です。その分、外で遊んでいるこどもたちをみかけなくなりました。

外遊びには日光を浴びるという大切な要素も含まれています。

日光を浴びることで【セロトニン】が出されます。セロトニンはいい姿勢を保持するために働いてくれます。

そして、そのセロトニンが夜の睡眠をスムーズにしてくれる【メラトニン】の生成に影響しているのです。

つまり、セロトニン不足だといい姿勢を保てないばかりか、眠りも浅くなり、1日のリズムが崩れやすくなってしまうんです。

そうなってしまうと勉強にも集中できません。

 

こどもが小さいうちは、こどもの未来を考えることができるのは親です。

こどもが大きくなり選択できるようになった時、できるだけ大きな可能性、広い選択肢であってほしいと思います。

 

・環境面からの姿勢の直していき方

身体面と意識するだけでもいい姿勢を手に入れることはできます。

しかし、どうしても姿勢が崩れてしまう場合には、環境面のサポートも考えてみてはいかがでしょうか?

椅子の背もたれは使ってもいいんです。深く腰掛けて背もたれに寄りかかれば、筋肉の負担は少ないままにいい姿勢を手に入れることができます。

足が床に届かない場合は、紙パックをつなぎ合わせた台を作ってもいいと思いますし、100円ショップやホームセンターでもお手頃な台があると思います。

他にも、既存の椅子に置いて使用する骨盤から姿勢を正していく骨盤サポートチェアや椅子自体が姿勢を正してくれるバランスチェアという商品もあります。

 

今回の記事で良くない姿勢とその理由を書かせていただきました。

次回は理想の姿勢と姿勢改善のための運動を何種類か紹介する記事を書こうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。